第36回試飲会レポート2023.5.26

久しぶりの試飲会です。今回は白2、オレンジ1、ロゼ1、赤4の構成となりました。新入荷のワインから、入荷して半年〜1年間寝かせたワインもあり、個人的に飲みたいワインばかりとなりました。

カルネージュ / ヴィ・ノヴェル [2022] Karnage / Vi Novel［お一人様１本でお願いします］

毎年人気のキュヴェ。久しぶりの入荷です。見た目から想像できるそのまんまの味わいです。マスカットの甘やかで親しみやすい香りに、スッキリとした心地よい酸味があり、旨みも乗っていて相変わらずの美味しさです。そこそこの数が入荷していますが、人気のキュヴェですので気になる方はお早めに！

ル・クロ・デュ・テュ・ブッフ / ロモランタン・フリリューズ［2020］ Le Clos du Tue-Boeuf / Romorantin Frileuse

まさかのピュズラが試飲会に初登場！！本当に今回の試飲会に参加された方はラッキーです。約1年前に飲んだ時の印象よりもだいぶまとまりが出てきています。一年前は酸がやや前面に出ている印象でしたが、（それでももちろん美味しかった）今回寝かせたことにより、果実のボリューム感とまろやかさが、ぶわっと前に出てきました。充実した果実味に骨太なミネラル感といった感じでバランスがよく最高です。

ドメーヌ  ミューラー ケベルレ / シンボワーズ  [2020]  Domaine Muller Koeberle / Les Symboise

華やかで飲みやすいアルザスの白ワイン。少し醸しをしていますので、オレンジワインというべきか？液体はややオレンジ色です。非常に飲みやすく、香木のような上品な香りがあります。醸し期間も短いためかタンニンはほとんど感じず、充実した果実味が感じられます。

ドメーヌ  ミューラー ケベルレ / モビレット  [2021]  Domaine Muller Koeberle / Mobylette

開けたてはやや還元しています。少し経てば気にならないレベルです。華やかな香りに果実の厚みを感じます。シンボワーズに比べるとベリーっぽい果実を感じるのは黒ブドウ由来なのか。なんのストレスもなくスルスルと飲める美味しいロゼワインです。

ル・ソ・ド・ランジュ / オー・ジェー・グロロー [2018]  Le sot de l'ange / OG Grolleau

グロローって面白い。軽めの仕上がりを想像していたら、結構濃厚な赤系果実の充実感。クリアというよりは複雑味のある果実味で穏やかなタンニン。軽すぎるワインはちょっと飲んだ気がしない、でもタンニンが濃いワインはちょっと苦手という方にはピッタリかも。

ヴィヴァンテール / ガメイ MVB  [2020] Vivanterrre / Gamay MVB ［お一人様1本でお願いします］

オーヴェルニュの人気ヴィニュロン、ラ・ボエムのパトリック・ブージュが手がけるプロジェクトから生まれたワイン。ブドウはボージョレのブドウを使っていますが、味わいはオーヴェルニュ的というワイン。艶やかな香りは色気を感じます。味わいはイチゴ的な要素は少なく、ドライで出汁感があり旨みがあります。こういうワイン、好きな人多いだろうな。

ル・マゼル / ヴァン・ド・ソワフ [2021] Le Mazel / Vin de Soif

なんかもう安心して美味しいル・マゼルのワインです。その名の通り、喉の渇きを潤してくれそうなゴクゴク飲める美味しさです。ただ軽いだけじゃなくて、南仏の葡萄感たっぷりのジューシーさもあり、本当期待通り！価格も最近にしては控えめです。ナチュラルワイン初心者の方にもお勧めしたくなる味わいです。

シャトー・ラッソル / ジュス・ジュース ヴァン・ド・フランス [2019] Chateau Lassolle / Just Juice Vin de France

山葡萄のような野生的で粗野な雰囲気がありながらも、さまざまな味の要素が一体となっています。軽いワインでもないし、濃いワインでもない。なんとも言えないのですが、非常に魅力的な味わい。なんと今回はプロの飲食店様に一番人気でした。実は先日自分で飲んでみて、美味しかったので今回の試飲会でのご紹介でした。2日目の状態も確認していますが、刺々しい部分が解けてくるので、この後も楽しめますよ〜。